先週、島村楽器でカシオ計算機の「Casiotone(カシオトーン)CT-S1」を購入しました。
幼少のころ習っていたピアノを辞めて30年以上たつのですが、音楽自体はずっと好きで、スマホにカシオのアプリChordana Composerを入れ、ぽちぽち鍵盤を押して好きなメロディーを鳴らしたり、自動作曲したりして遊んでいました。
ふと興味本位にキーボードって今どんなのあるんだろう?とネットで調べてみたら、手軽に弾けそうなものが多く、価格も手頃なものが多い。しかも巣ごもり需要で今売れているらしい。
ということで、俄然キーボードが欲しくなっちゃったのです。
昔はキーボードと言うとペコペコ軽いイメージしかありませんでした。そのため欲しいと思わなかったのですが、今のキーボードはすごく進化していますね。
KORG(コルグ)やローランド、ヤマハ・・・などなどネットや店舗でみて、みればみるほど迷ってしまったのですが、勢いで買ってしまったのが、Casiotone(カシオトーン)CT-S1です。
島村楽器に行くと、店員さんがどんなものが欲しいか聞いてきました。島村楽器の店員さんは、どの方も積極的に話しかけてきますw
こちらの希望として、元々ピアノを弾いていたのでタッチが極端に違うのは抵抗があることや、PCやスマホなどにつないで演奏取り込みができるといい、などと伝えたら最初におすすめされたのがカシオのPX-S1100でした。
PX-S1100は私もいいなと思っていました。ピアノと同じ88鍵ありハンマーアクション付きなので、本物のピアノに限りなく近いタッチです(CT-S1はハンマー鍵ではありません。オルガン式らしい)。演奏取り込みもできるし素晴らしいのですが、88鍵あるとかなり大きい。ハンマーアクション付きキーボードの中では最小らしいのですが、自分の部屋を圧迫してしまうので、もっと小さいキーボードはないか聞いたら、おすすめされたのが61鍵盤のCT-S1です。
他に島村楽器の店員さんのCT-S1おすすめポイントとしては、同価格帯の中で高性能であること、あと最近カシオはデザインも頑張っていて、おしゃれ雑貨ACTUS(アクタス)と提携もしているくらいなので、部屋においても素敵ですよ、とおっしゃっていました。
ピアノより鍵盤は軽いけど軽過ぎず、ほどよい重さがあり、ブランク30年の自分には十分すぎるキーボードなんじゃないか?と思いつつ即決できなかったのでカフェで一休み後、やっぱり欲しいとお店を再訪したら、さっき一台売れて在庫がなくなってしまったと言われ、その場で予約注文しました。
購入したのはホワイトです。赤もできれば実物を確認したかったけど、店員さんの話によるとはっきりした赤色らしいので、白の方が無難かなと思い白を選択。一番売れているのもホワイトらしいです。
3日後、キーボードが入荷したのですぐに取りに行きました。
本体
幅:930mm
奥行:258mm
高さ:83mm
質量:4.5s(電池含まず)
付属
譜面立て
ストラップロック
ACアダプター
ピアノに非常に近い豊かな響きがします。低音に強いバスレフ構造(島村楽器さんのyou tubeに説明あり)を取り入れ、音が深く、同時によく伸びているなという感じ。
上部のファブリックに隠されている部分にスピーカーがあり、他にも本体裏にもスピーカーがあるため、音の響きにはこだわりぬいている感があります。
表に加え裏にもスピーカーあり
あとピアノのように打鍵の強さで音の強弱を綺麗につけられるのが嬉しい。ボリュームを下げても弱い音がつぶれることなく弱いまま。一方、強く弾くと、豊かな響きになります。
これはキーボードに音質と音量を細かく自動調整する機能が(ボリュームシンクイコライザー)がついているためで、キーボードの中でもとりわけピアノを弾きたい人に適した製品と伝わってきます。
そして音色をピアノからキーボードやシンセサイザーに変更すると、気のせいでなければ今度は軽く鍵盤を押しただけで音が響きます。ピアノ機能とは明らかに違う感触。これも選ぶ音色によって調整されているのでしょう。
サラウンドボタンをつけるとより音が響きます。サラウンドボタンをつけなくても、ピアノを選択すればピアノの音が鳴りますが、サランドボタンをつけると、ホールとかで弾いているみたいです。
尚、ヘッドホンをつけるとサラウンドボタンは無効になります。
鍵盤の数(61音色)だけ音を選べます。ピアノ、オルガン、弦楽器などなど。ピアノだけでも12種類くらい音色があります。左手と右手で分けることができるので(レイヤー)、ギターとピアノの音色を合わせて演奏することも可能。
個人的には、これからクリスマス時期にむけてパイプオルガンの音で何か弾いてみたいなと思っています。
https://music.casio.com/ja/products/casiotone/cts1/
ハンマー鍵ではないのでピアノほどの重さはないのですが、軽過ぎずほどよい重さを感じられ弾きやすいです。ブランク30年の私には十分すぎる感触です。
むしろ本物のピアノだと重くて、今の私には弾きこなせないかもw
島村楽器のyoutubeで説明されていたのですが、象牙調の鍵盤なので演奏しやすくなっているようです。
あとCT-S1をyoutubeで詳しくレビューされているジャズピアニストの甲能正隆さんによると、キーボードの中では奥行がしっかりあるため、指が深くまで入る作りになっているとのこと。
現在私は、1オクターブ以上の指の移動の多い曲にチャレンジ中で、大きく指を動かすときに鍵盤にひっかかりがなく、スムーズに移動しやすいと感じています。
同価格帯のキーボードをいくつか見ましたが、CT-S1はとにかくシンプル。他のキーボードに比べボタンが圧倒的に少なく、キーボードよく付いている液晶画面もなく、それがおしゃれに見えます。
冒頭でも書きましたが、私が購入したのはホワイト。ホワイトが一番売れているようです。
2021年のグッドデザイン賞とっているんですね。テーブルや机に置くと普通に可愛いです。
シンプルということは操作に迷いづらいという事なので、主にピアノとして使いたい自分にとてもあっている製品です。
カシオトーンCT-S1はボタンなどを省いたことから奥行が狭く、スピーカーも左右両脇に設置していないので、場所も取りにくいです。
ヤマハのNP-12(61鍵盤)もシンプルな作りで良いなと思うのですが、左右にスピーカーがあるため、幅が1036mmあり、我が家に置くには大きい。(カシオCT-S1の幅は930mm)
CT-S1同様上部にスピーカー設置しているローランドのGO:PIANO GO-61Pは、当初一番気になっていたキーボードでしたが、島村楽器で店員さんに聞いたら「GO:PIANOの良いところは・・・見た目がシンプルなところでしょうか・・・」とおすすめされているのかよくわからない回答が来たので見送りましたw
ただ、幅はCT-S1よりローランドGO:PIANO GO-61Pの方が短く877mm。奥行はヤマハのNP-12とカシオCT-S1よりもありますが、幅の狭いキーボードを求めるならローランドが良さそうです。
61鍵盤で比較
カシオ |
ヤマハ |
ローランド |
|
---|---|---|---|
幅x高さx奥行き | 930x83x258 mm | 1036x105x259 mm | 877x82x271 mm |
重さ | 4.5KG | 4.5KG | 3.9KG |
メトロノーム | 〇 | 〇 | 〇 |
タッチレスポンス | 〇 | 〇 | 〇 |
CT-S1の重さは4.5KG。5KGのお米より軽く、簡単に持ち運びができます。私は今のところ仕事机に置いたりテーブルに置いたりと毎日移動させています。
予定はないですが、万が一バンドセッションなどの機会があったとしたら、ストラップをかけられるピンもついているので、肩にかけて演奏も可能。
左下についているのがストラップをかけられるピン。右端にもついています。
付属のストラップロック。
電子ピアノ購入の際に欲しかった機能。オプションのBluetoothアダプターを装着すると、スマホやPCなどから演奏データの取り込みができます。外部の演奏にあわせてピアノを弾いてみたかったのと、好きな曲を自分の好みに合わせてアレンジしてみたかったので、これは自分の演奏がレベルアップしたら使ってみたい機能です。
この機能をあまりカシオは宣伝していないのですが、口コミを見るとプロやセミプロの方から高評価されている機能のようです。
とりわけ、弱い音は繊細に、強い音は豊かな響きになる音色の美しさが気に入りました。
譜面台にタブレットを置いて、ダウンロードした楽譜を演奏できます↑
楽しい楽しい楽しい
すっころんで指がお団子状態ではあるのですが、幸い練習の仕方を覚えていたので、右手だけ、左手だけ、テンポゆっくり、と反復練習中です。
メトロノームがついているのでリズムもとれます。
私は使っていないのですが、録音機能があるので、例えば右手の演奏を録音しておいて、左手だけ録音に合わせて演奏することもできます。
かつてのピアノの練習と違って、好きな曲だけ弾けるのが嬉しいですね。
ただ、もっと指が動くようになってほしいので、実家にあるハノン(ピアノの定番練習曲)の教則本を今度持ってこようかなと思っています。
夜はヘッドホンをつけて練習
数年前に購入したヘッドホン。なかなか使う機会がなかったのですが、ようやく日の目を見ることができました。