晴海客船ターミナルが閉鎖して解体へ。跡地や撮影はどうなった?

1991年に東京港開港50周年を記念して開業した晴海客船ターミナル。

 

設計者は、ポストモダン建築の代表的な建築家「竹山実さん」で、工業的で未来的な雰囲気の建物でした。

 

オリンピックに合わせて、閉鎖され、オリパラ閉幕後に解体されることになりました。

 

子どもたちのコンサートイベントやドラマの撮影をしたり、夜景などの撮影スポットとしても良い場所でしたが残念ですね。

 

2021年10月10日現在、まだ撮影はできるようです。

 

晴海客船ターミナル開館エリア

  1. 晴海客船ターミナル全館(ホールを除く)
  2. 臨港広場などの屋外施設
  3. 普通駐車場
  4. 大型駐車場

【晴海・有明・青海客船ターミナル】撮影受付再開のお知らせ  令和3年10月1日(金)から撮影受付を再開いたします。各施設ごとに撮影でのご利用時間、ご利用人数等が異なりますので、 詳細につきましては、ホームページの【撮影のご案内】にてご確認いただけますよう宜しくお願い致します。東京港客船ターミナル

晴海客船ターミナルの解体

オリパラ後に晴海にある晴海客船ターミナルが解体されます。工事期間は2021〜2022年度を予定しています。

 

※閉館日が決定しました。

1 施設名称
晴海客船ターミナル(東京都中央区晴海5丁目7番1号)

 

2 閉館予定日
(1) 令和4年2月20日(日曜日)の営業をもって施設を閉館いたします。
(2) 閉館後は解体に向けた準備のため、客船ターミナル敷地内を閉鎖させていただきます。
引用:https://www.tptc.co.jp/terminal/guide/news/detail/692

 

都の港湾局によると、解体工事は、速やかに行われるようです。

 

解体理由は、

  • 客船と建物をつなぐボーディングブリッジは修繕しても不具合が続いていた
  • 客船受け入れの機能を東京国際クルーズターミナルに集約することを決めた
  • 維持管理費用が高いので、コストを抑えて運用を効率化するため
  • 利用頻度が低い、大型客船が寄港できない

などのようです。

 

晴海の客船ターミナルの主要な機能は、青海に作られる新しいクルーズターミナルのほうに移転するようですね。

 

ちなみに、ターミナルは、東京港埠頭株式会社が請け負っていて、5施設(東京港客船ターミナル以外)の維持管理はいくらかというと、中央区の議員さんが調べていて指定管理料2億4千万円でした。(東京都の施設なので税金が使われてます)

 

晴海客船ターミナルの跡地には何ができる?

近くには晴海フラッグやコネクト晴海ができて、客船ターミナルの跡地は「緑地」だと思っていました。

 

が・・・

 

中央区の議員さんのブログによると、「暫定ターミナル」を作るようですね。

 

港湾計画上を見ると、「 解体後は晴海ふ頭公園の一部として緑地化する方針」となっていましたが、

 

晴海レガシーの提案資料には、「旅客ターミナルの機能を廃止し、ホールとして活用しやすい施設とする」のようにありました。

 

暫定ターミナルの基本設計の入札価格が3000万→187万という破格の価格になっていたので、かなり小規模な施設ができるのかもしれません。

 

東京の客船ターミナルと撮影スポット