12月、いよいよ冬本番の到来です。旬の野菜「春菊」の料理はいかがでしょうか?
春菊のβ-カロテンの含有量は、葉物野菜のなかではトップクラス。栄養価が高いとされる小松菜やほうれんそうより多いです。(春菊100gあたりのβ-カロテン量:4500μg/小松菜:3100μg/ほうれんそう:4200μg)
また、春菊特有の香りのもとである精油成分には、リラックス効果があり、食べすぎ飲みすぎで疲れているときにも◎です。

春菊の独特の香りにはリラックス効果があり、栄養満点な野菜です。冬の洋風ディナーなどにもぴったりの「春菊のフリッタータ(イタリア風オープンオムレツ)」のレシピをご紹介します。

春菊は、キク科の植物で、春になると菊に似た黄色い花を咲かせるところから「春菊」と呼ばれます。旬は、11月から3月頃で、冬の代表的な緑黄色野菜として、鍋ものやおひたし、天ぷらなどに使われます。独特の香りが好まれ、関西では「菊菜」の呼び名で親しまれています。アク成分のシュウ酸が少ないので、下ゆでをする手間がなく、栄養素の損失を抑えられるメリットがあります。
春菊のフリッタータ(イタリア風オープンオムレツ)のレシピ
「フリッタータ」とは、野菜、肉、チーズなどをたっぷり入れたイタリア風のオープンオムレツです。フライパンの丸い形を生かして、しっかりと焼き上げるのが特徴。黄色、緑、赤のカラフルなクリスマスカラーが華やかで、冷めてもおいしいので、持ち寄りパーティに持参しても喜ばれます。


卵とチーズの良質なたんぱく質とカルシウム、春菊とトマトのビタミン・ミネラル、舞茸の食物繊維が一緒にとれる栄養バランスの良い一品です。
春菊のフリッタータ(イタリア風オープンオムレツ)の作り方
春菊は5mmのざく切り、舞茸は粗めに刻む、玉ねぎは薄くスライス、ミニトマトとベーコンは1㎝角に切る


フライパンにオリーブ油大さじ1/2を入れ、中火にかけて、ベーコン、玉ネギ、舞茸を炒める。しんなりしてきたら、春菊を加えてさっと炒める


ボウルに卵を割りほぐし、(2)とミニトマト、粉チーズ、塩こしょう少々を加えて、まぜ合わせる


フライパンにオリーブ油大さじ1を入れ、中火にかけて、(3)を流し入れ、菜ばしで全体をかき混ぜる。卵が半熟状になったら、ふたをして、弱火で5分ほど焼き、表面が固まってきたら、裏返して、ふたたび3分ほど焼く。
もし、小さめのフライパンが無ければ、卵焼き器で四角に焼いても。または、油を塗った耐熱容器に流し入れ、200℃のオーブンで20分ほど焼きます。


かき混ぜずに焼くと、中心に火が通る前に表面が焦げてしまうので気をつけて下さい。
お好みの大きさに切って、器に盛りつける

