行政書士試験で得点になるのが一般知識。

14問出題されて、6問が政治経済社会、用語などが2問、残り6問が文章理解と個人情報保護法になっています。
政治・経済・社会 | 2問*3 |
IT系の用語など | 2問 |
個人情報保護法・マイナンバー法 | 3問 |
文章理解 | 3問 |
中でも政治経済社会の問題は、現場思考力を問われる問題も多く対策が難しいです。こちらの一般知識で紹介しているニュース系のテキストを使うのが一般的ですが、問題との相性もあるので半分とれればよしといった感じになっていますね。
ただ、政治経済社会で半分とれるだけだと足切りにあってしまうので、やはり文章理解と個人情報保護法で満点を目指す必要がでてきます。
行政書士の文章理解の対策は何をすればいい?
文章理解は3問でるので、ここで満点を取れば足切りの可能性はグッと低くなります。
文章理解は対策をしないでいきなり問題に挑戦すると、落としやすい問題になってるのでまず対策方法を覚えておく必要があります。
文章理解の時間配分は、1問あたり6分~7分前後を目安にする人が多いです。3問あるので合計20分前後になりますね。
時間かけすぎと思うかもしれませんが、行政書士試験の合格者はだいたいこれぐらい確保してるので、じっくり文章を読んでキーワードや接続詞を探しながら問題を解いています。
行政書士の文章理解のパターンを覚える
文章理解の対策は、パターンを覚えることです。
行政書士試験では、どのパターンの問題がでるかわからないので、過去問でそれぞれのパターンを解いてみて、自分はこのパターンは苦手だなというのを把握しましょう。
苦手パターンは重点的にやっておいて慣れておくと直前期に焦らずにすみます。
- 趣旨を理解するパターン
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読解力が試されるのでパターン化するのは難しい問題です。数をこなして慣れるのが一番早いと思います。
変に文章を考察しないで、本文を読んで文章中からキーワードを拾いながら書いてあることを元に、解答を選んでいきましょう。
試験員もひっかけてきます。雰囲気で選ばないで、文中に根拠(類似キーワード)が含まれていることを確認するのがポイントです。
山岸さんの動画が参考になります。
- 並び替え(整序)パターン
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並び替えパターンは、「これ、なぜなら、それは」などの接続詞や指示語を探して前後のキーワードを結びつけます。
パターン化しやすいので、慣れれば簡単だと思います。
行政書士、独学サポートの西田さんが参考になります。
- 空欄補充・穴埋めパターン
読解力が必要になってきます。
空欄補充パターンは、まず選択肢を見てからある程度答えの組み合わせのパターンを予想したほうが正解する確率が高くなります。
動画で見たほうが早いので弁護士のとよた講師の動画が参考になります。
一歩踏み込んだやり方で、アガルートの田島講師の解説もわかりやすいです。
空欄補充に限りますが、文章の中で対比している部分を色分けをして、正解を導きだすので長文を読むのが苦手な人におすすめです。
ちなみに、田島先生は時事問題と文章理解の本も出しています。書籍だとだけだと物足りない感はあるので、本屋で立ち読みしてよかったら買ってみてください。

行政書士の文章理解対策の問題集はどれがいい?
文章理解の対策問題集は、過去問と公務員試験の問題集になります。
問題集はあまり早く解きすぎても忘れてしまうので、早くて5月以降からやるか、7月ぐらいにLECや伊藤塾などの模試をやってみて、自分がどのくらいできてるかを把握してから取り組んでもよいと思います。
7月~8月の模試で一般知識の足切りにあってから、慌てて勉強して合格という流れの人も多いので、実際はそれぐらいから始めたほうが短期記憶を保持できてよいかもしれません。
11月頭から始めるのは余裕がなくなって他の教科の暗記が疎かになってしまうため、遅くても10月には始めたほうが良いですね。
過去問だとLECが出している一般知識の問題集が過去10年分乗っていて傾向がつかめます。

また、行政法や民法と違って、一度解くと簡単に問題を暗記してしまうため、なるべくなら新しい問題を数こなすほうがおすすめです。
もし直前期ではなければ、公務員試験の文章理解を買って1日1問程度やるのもおすすめです。5分程度で解けて頭の体操にもなるので、勉強前に軽くやるぐらいでOKです。

