ドローンを使った空中写真撮影(空撮)やビデオ撮影は、近年注目を集めている分野の一つです。

趣味や副業、個人事業としてドローンを使って空撮の仕事をする人も増えてきました。空撮の仕事は、現地への移動やドローンの運搬などもあり交通費や手間賃も大きいので、なかなか個人では難しいと思いますが、まだまだできる人は少ないので、比較的重宝されます。
今回は、ドローンの空中からの写真撮影について簡単にまとめてみました。

ドローン(無人航空機)でカメラを搭載したドローンが多く販売されており、空中からの写真やビデオ撮影に利用されています。
ドローンの空撮料金はいくらぐらい?
ドローン空撮の費用は、以下の要素によって決まります。
- 撮影時間:撮影時間が長いほど費用が高くなります。
- 撮影場所:撮影場所が遠い場合、交通費や宿泊費がかかるため、費用が高くなります。
- 撮影内容:撮影内容によって、必要な機材やスタッフの人数が変わるため、費用が変わります。
- 編集作業:撮影後の編集作業が必要な場合、費用がかかります。
- 特別な許可や保険:特別な許可や保険が必要な場合、費用がかかります。
ドローンによる空撮の相場
一般的に、ドローン空撮の費用は、撮影時間や撮影場所によって変動します。
例えば半日で、静止画だと5万~で、パノラマ動画だと10万円~が相場としては平均的かと思います。
ここに事前のロケハン費用や諸経費なども加えると「+2~5万前後」といった感じになります。
もちろん、撮影のクオリティも映画用で高解像度だとカメラ機材も高くなるため費用も割増しになることが多いですね。
また、編集作業や特別な許可や保険が必要な場合は、追加費用がかかることがあります。ドローンは雨や風に弱いため、状況によっては、再撮影しなければいけないこともあるので緊急事態も想定しておきましょう。
ドローンの空撮メリット
- ドローンで高度な撮影が可能
-
ドローンを使えば、高度な位置からの撮影が可能です。これにより、従来の手持ちカメラでは撮影できなかったような、広範囲の風景や建物の全体像を撮影することができます。
- ドローンによる迫力のある映像
-
ドローンを使えば、地上からの撮影では得られない迫力のある映像を撮影することができます。例えば、高層ビルの上空からの撮影や、自然の風景を上空から撮影することができます。
- ドローンによるコスト削減
-
従来の空中写真撮影では、ヘリコプターや小型飛行機を使って撮影する必要がありました。しかし、ドローンを使えば、コストを抑えて空中写真撮影ができます。
現在は、再エネ業界でも、ドローンによる点検を省人化し、低コスト化を実現していますし、森林管理や工場施設の点検でもドローンが活用され、コスト削減や安全性向上が図られています。
- ドローンによる安全性の確保
-
高所での作業は危険が伴う事が多いですが、ドローンを使えば人間が高所に上る代わりに作業ができます。



ドローンを使った空中写真撮影には、法律に違反しないように注意しましょう。人のプライバシーを侵害しないように気を付けたり、空港や公園などの制限区域内での飛行を避けるなどの注意が必要です。また、風速や天候にも注意し、許可申請も必ず取る必要があります。
ドローンを使った空撮の事例
テレビ局のADさんからの依頼なども増えています。


現場に合わせるので、時間の拘束や移動も多いですが、撮影が好きな人にはおすすめの仕事です。
下記のように、多くの業種でドローンの空撮は利用されています。もし、フリーランスで仕事を請け負う場合、空撮ならなんでもお任せというよりも、単価の高い専門的な分野に特化したほうが年収は高くなる傾向にあります。
2023年までのドローン空撮事例では、下記の業種で空撮が行われています。
- 不動産業者が、不動産物件の広告用にドローンを使用して空中写真やビデオを撮影する。
- 観光業者が、観光地の空中写真やビデオを撮影して、観光客に紹介する。
- 農業業者が、農地の状態を把握するためにドローンを使用して空中写真を撮影する。
- 建設業者が、建設現場の進捗状況を把握するためにドローンを使用して空中写真やビデオを撮影する。
- 災害時に、ドローンを使用して被災地の状況を把握するために空中写真やビデオを撮影する。
面白い空撮事例では、ドローンヒーローズの田中愛梨社長がやっているカラスの巣を上空から写真撮影して確認するというものです。人手不足で電柱に上って作業する技師さんが少なくなってるので、ドローンが活躍する場面です。
カラスは、巣を作ると人に攻撃してくるので高所で作業をする方にとってかなり危険です。そこをドローンが代わりに行うというわけですね。ただ、カラスはドローンを攻撃してくるので、ドローンの天敵ともいえます。こちらの動画のようにカラスの撃退スピーカーアイテムは必須になりそうです。
ドローンの空撮機体
下記に空撮に使えるドローンを調べてみました。
機体はどれも高価なのでメンテナンスや機体整備の知識も必要になります。購入後のメンテ知識なども勉強しておくとよいです。
空撮用ドローンを選ぶ際には、以下のポイントに注目することが重要です。
- カメラ性能:高画質で安定した映像を撮影できるカメラが必要です。4K解像度以上のカメラがおすすめ。
- 飛行時間:長時間の飛行が可能なドローンで、20分以上の飛行時間があると便利です。
- 操作性:当たり前ですが、簡単に操作できるドローンがベストです。
- 安全性:衝突防止機能やGPS機能など、安全性に配慮された機能があると安心です。
おすすめの機種としては、DJIのものですね。
DJI Mini2、DJI Mini3は、個人使用におすすめ。
値段も手ごろな空撮用ドローンです。




DJI MAVIC3クラシックは夜間撮影用のプロ向けです。


ドローン空撮機種 | 特徴 |
---|---|
DJI Mavic Air 2 | ・4K/60fpsの高画質映像が撮影可能 ・HDR写真撮影に対応 ・最大飛行時間34分 |
DJI Phantom 4 Pro V2.0 | ・1インチCMOSセンサーを搭載し、高画質映像が撮影可能 ・5方向の障害物検知センサーを搭載 ・最大飛行時間30分 |
DJI Mavic 2 Pro | ・Hasselbladカメラを搭載し、高画質映像が撮影可能 ・HDR写真撮影に対応 ・最大飛行時間31分 |
DJI Mini 2 | ・250g以下の軽量設計で、飛行制限が緩和された ・4K/30fpsの高画質映像が撮影可能 ・最大飛行時間31分 |
DJI Inspire 2 | ・5.2K/30fpsの高画質映像が撮影可能 ・2方向の障害物検知センサーを搭載 ・最大飛行時間27分 |
ドローン機体名 | ドローンメーカー | 全長 | 重さ | バッテリー時間 | 料金(日本円) |
---|---|---|---|---|---|
DJI Mavic 2 Pro | DJI | 322mm | 907g | 31分 | 約20万円 |
DJI Phantom 4 Pro V2.0 | DJI | 350mm | 1375g | 28分 | 約20万円 |
DJI Inspire 2 | DJI | 605mm | 4280g | 27分 | 約60万円 |
Yuneec Typhoon H Plus | Yuneec | 520mm | 1995g | 28分 | 約20万円 |
Autel Robotics EVO II | Autel Robotics | 397mm | 1127g | 40分 | 約20万円 |
ドローンの空撮に必要な機材や道具等
ドローンに付属しているものもありますが機材や道具です。バッテリーなどは長い間飛行はできませんので、予備バッテリーの用意もしたほうが良いです。
ドローンの機材名 | 用途 |
---|---|
ドローン | 空中からの写真撮影やビデオ撮影 |
カメラ | ドローンに搭載して使用する |
ジンバル | カメラを安定させるために使用する |
バッテリー | ドローンの動力源 |
プロペラ | ドローンを飛行させるために使用する |
コントローラー | ドローンを操作するために使用する |
SDカード | カメラで撮影した写真やビデオを保存するために使用する |
モニター | ドローンのカメラ映像を確認するために使用する |
ゴーグル | ドローンのカメラ映像を視聴するために使用する |
キャリングケース | ドローンや機材を収納するために使用する |
ドローンで空撮映像を撮影する
- 空撮映像には、晴天の日がベストです。曇りや雨の日は、機体の操作難易度が上がりますし、空が暗くなり、映像が暗くなる可能性があります。
- 時間帯は、朝や夕方の日の出や日の入りの時間帯が最適です。空が美しく色づき、映像が美しくなります。
- 空撮映像を撮るためには、適切な高度を選ぶことが重要です。高度が低すぎると、映像がブレて、建物や木々が邪魔になりますし、逆に高度が高すぎると、映像が小さくなり、詳細が見えにくくなる可能性があります。
- あらかじめ飛行ルートも押さえておきましょう。建物や景色を美しく撮影するための角度を把握しておくことが大事です。

