MENU

カツカレー誕生のお店「銀座スイス」で千葉さんのカツレツカレー

今では当たり前になったカツカレーですが、カツカレーが誕生したのが銀座スイスです。

銀座スイスは、もともと日本の西洋料理を創った東京・麹町の『宝亭』の総料理長だった岡田進之助さんが終戦後に独立して作ったお店です。昭和30年には越後湯沢のスキー場にも出店したそうです。宝亭は皇室の御用達の仕出しを担当していたので、味のクオリティが高いですね。

銀座スイス(グリルスイス)

ちなみに築地にもスイスのお店がありましたが、そちらは閉店していました。築地のお店は、お店の外観はほぼそのままで「TSUKIJIビアワイン食堂 井上商店」となっていました。メニューにはカツカレーなどありますが、銀座スイスのホームページには姉妹店のような記載はないので、違うお店になってしまったようですね。

目次

銀座スイスの場所

銀座の路地裏にあるので分かりづらいのですが、銀座アップルストアの裏側の路地にあります。
下記の路地を直進して、1本めの裏路地を右に入って直進するとすぐ見えてきます。

銀座アップルストア

レンガ調のお店で、近くには、煉瓦亭という元祖ポークカツレツが有名なお店もあります。休日はどちらも軽く行列ができているのでわかりやすいと思います。

銀座スイス入り口

店員さんの手際がよく、並んでいる場合はメニューを見せてくれて、外で先に注文をとってくれます。休日に行きましたが、5分ほどまって入れました。

グリルスイス、銀座スイスの名前がありました。当時の趣きもありますね。

店内は狭い感じでした。コートを掛けるように店員さんが案内してくれるので、そこにコートをかけます。

銀座スイスの移転と新規出店(2022年2月22日)

2022年で75周年を迎える銀座スイスですが、2022年の2月22日に本店を移転します。移転先はすぐ近くの店舗の2Fです。現在ある店舗は新形態のお店として生まれ変わると書いてありました。

引用:https://ginza-swiss.com/news/

そして、八重洲の地下ヤエチカにも「TOKYO CURRY QUARTET(トウキョウカレーカルテット)」が出来て銀座スイスが入ります。

引用:https://www.ryutsuu.biz/store/o011941.html

こちらは、銀座スイス以外に北海道のスープカレー「奥芝商店」、大阪の摩訶不思議な味と噂の「コロンビア8」、青山のインド料理シターラ ダイナーが入るので楽しみですね。

銀座スイス名物、千葉さんのカツレツカレー

今回は、銀座スイスの名物「千葉さんのカツレツカレー」とハヤシライスを注文しました。厨房では、調理スタッフさんが3,4名いたと思います。

カツレツは薄切りの肉を揚げ焼きにして、トンカツは分厚い肉をたくさんの油で揚げて作ります。

引用:「カツレツ」ってどんな料理?「トンカツ」との違いやおうちで作れるレシピをご紹介 | クラシル

すべてのメニューにはスープがついてきます。

千葉さんのカツレツカレーがきました。

カツカレーではなく、カツレツとなっているのでとんかつに比べて薄めの食べやすい感じになっていました。

牛ロースのカツカレーやステーキカレーもありますが、カツレツのほうが食べやすく胃もたれしないと思います。

千葉さんのカツレツカレー

カツレツは120gなのでボリュームあると思いきや、衣に油っぽさがなくてサクサクと食べやすい美味しさ。

キャベツが付いているのも嬉しいですね。カレーのルーは、野菜とひき肉が溶け込んでいるだけあって、とろみがありわりと甘めです。少し辛味があるかなと言う感じでした。胃もたれもなく、無事完食できました。

人気の洋食屋のシュウマイ(660円)をつける人もいます。

店内には、カツレツカレー考案のキッカケになった元巨人軍の千葉さんの色紙が飾られてました。

「カツカレーは勝利の味がする」

ゲンを担ぐのにも良さそうですね。

昭和23年(1948年)当時、巨人軍のユニフォームは『銀座テーラー』にて作っていました。 その店主からお店に訪れた千葉さんにに紹介されたのが当店『銀座スイス』でした。 『銀座テーラー』から、多摩川の練習の帰りや試合前・試合後または、プライベートなどでとよくお越しいただきました。

とある巨人・阪神戦の前、お腹がすいて沢山食べたいし、早くも食べたい、ガツンといっき食べたく思いついたのが、『カレーライスにカツレツを乗っけてくれ!』だったのです。

言われた当店はビックリです! 今ではトッピングは普通ですが、当時、カレーライスに何かを乗せる発想はありませんでした。ましてカツレツを乗せるなんて、想像をはるかに絶していました。それをいとも簡単にペロリとたいらげ、あるときは二皿も食べられることもありました。

千葉茂氏はカレーライスとカツレツは大好物、そしてカツレツは勝負に勝つ(カツ)と言う、験(げん)を担ぎ、試合前によく食べられていました。 千葉茂氏がおいしそうに食べる姿と、見た目のボリューム感や美しさで、さっそくメニューに加え当店の人気メニューなったことはもちろん、あっと言う間に全国的に広がりました。銀座で生まれたもの・発祥のものでは、木村屋の『あんぱん』や、寿司屋 久兵衛の『軍艦巻き』などなど数多くありますが、銀座スイスの『カツカレー』もその中のひとつです。

引用:銀座スイスのこと – 銀座スイス – 銀座の洋食屋|創業 昭和22年 元祖カツカレー発祥の店

銀座スイスのハヤシライス

ハヤシライスもおすすめになっていたので、注文しました。ハヤシライスにはサラダが付いてきます。

ハヤシライスがきました。

ハヤシライスはTHE洋食という感じのハヤシライスで、深みのある味で濃いめのハヤシライスです。ビーフはしっかり煮込まれていて、ホロホロ溶ける感じで美味しかったです。

お会計

お会計は、クレジットカードは5000円以上から使えます。それ以外は現金かスイカなどの電子マネーが使えます。

現金だとテーブル会計で、クレジットカードは、代表者1名が入り口のレジでお会計というようにルールが決められていて、そのあたり店員さんのオペレーションもしっかりしていました。

スイス5つのお約束

メニューには、銀座スイスのクレドが書いてありました。

このこだわりが銀座スイスの美味しさと居心地の良さを作っているんだなあと思いました。

1 先代から受け継ぐレシピを忠実に守り、伝統の味を継承していきます。
2 手作りでひとつひとつの食材にこだわり、素早く出来たてのご提供を目指します。
3 常にお客様のニーズにお応えするため、新メニューに挑戦しつづけます。
4 国内外から人々が集まる銀座の地で日本食としての洋食を体験、実感してもらいます。
5 “まじめで丁寧な”商品とサービスを心がけます。

銀座スイスのメニュー

ランチは11:00~15:00です。ランチメニューは季節によってかわります。

お値段は銀座ということもあり、若干高めの値段設定ですが、材料や下ごしらえも良いものを使って手間をかけている感じがしました。テイクアウトやウーバーイーツでのデリバリーもやっていますよ。

テイクアウトページ:https://ginza-swiss.com/takeout/
予約ページ:https://autoreserve.com/restaurants/rZxSK8rsCc3CcFtRDXPM

ランチメニュー値段
ポークヒレカツ1980円
クリームコロッケコンビ1650円
ミックスフライ1980円
牛ロースのシャリアピンステーキ2200円
ハンバーグステーキ1760円
千葉さんのカツカレー1870円
牛ロースのカツカレー2090円
ステーキカレー2090円
元祖カツカレー1430円
Wカツカレー1650円
エビころカレー1650円
洋食屋のシュウマイ660円
ハヤシライス2090円
オムハヤシ2310円
洋食セレクトメニュー(オムライス or 牛カツサンド or カレーライス)+セレクトメニュー2090円
引用:https://ginza-swiss.com/greeting/menu/

銀座スイスの社長さんは、お孫さんの女性の庄子あけみさんです。下記にインタビューがありました。

「千葉さんのカツカレー」の誕生秘話、銀座『スイス』の歴史についてお届けします。創業者・岡田進之助さんお孫さん、三代目・庄子あけみさんにお伺いしました。

引用:【元祖カツカレー】銀座スイスが発祥の定番メニュー、最初に頼んだの誰か知ってる?

こちらにも、東京のカレー屋をまとめましたので良かったらご参考下さい。

また、あんみつ発祥のお店「銀座若松」も、銀座シックス側に歩いて行くと手前に銀座コアというビルがあってそこにあります。

よかったらシェアをお願いします
目次