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2022年の社労士試験。合格率は低いが8士業では勉強しやすく暗記重視

社会保険労務士(社労士)は、国家資格で労働や社会保険に関する専門家で、30代、40代の女性に人気の資格です。

社労士の資格というと何に使える資格なのか分かりづらい印象もあり、少し前までは受験者数も減少していましたが、最近になって人気が高まっています。

その理由は、高齢化社会やテレワークの普及にともなって「年金や人事」に詳しい人が必要とされているから。

企業にとっては、社労士の資格を持っている人は労働基準法など人事労務に詳しいので重宝されますし、フリーランスが増えて雇用形態が激変しているので個人の相談先としても必要とされています。

他にも、就職や転職時に使い勝手の良い資格ともいえます。人事労務の仕事をしていて、スキルアップしたい人などにも人気の資格ですね。

社労士の仕事(社会保険部分)
医療保険(健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療
介護保険、年金(国民年金、厚生年金)労災保険、雇用保険

社労士の仕事(労務部分
賃金制度、人事制度、安全衛生管理、就業規則作成など

目次

2022年 社労士試験の基本情報

社労士試験は、全てマークシート方式と国家資格の8士業の中では唯一マークシートのみで、論文などの応用問題がありません。(昔は記述があったが廃止)

その分、かなり膨大な暗記が必要になる試験ですが、逆に言えば、暗記さえきっちりこなして、勉強方法を間違えなければ合格ボーダーライン付近には到達できると言えます。

科目難易度選択択一
労働基準法(労基)混合で1問7問
労働安全衛生法(安衛)混合で1問3問
労働者災害補償保険法(労災)普通1問7問
雇用保険法(雇用)1問7問
労働保険の保険料の徴収(徴収)普通出題無し6問
一般常識(法規)労一/社一1問労一/社一5問
一般常識(統計)労一/社一1問労一/社一5問
健康保険法(健保)1問10問
厚生年金保険法(厚年)1問10問
国民年金法(国年)1問10問
参考:https://www.tac-school.co.jp/

社労士試験の受験資格

社労士試験は、受験資格があります。

例)
・短大卒と同等以上の学歴
・公務員等として一定の実務経験が通算3年以上ある
・行政書士の資格を持っている
・大学で62単位以上を修得した
・厚生労働大臣が認めた国家試験合格

厚生労働省が認めた国家資格は「情報処理試験、国家公務員1種、2種、3種、司法書士、税理士」など70以上の資格があります。厚生労働大臣が認めた国家資格詳細

受験申込時に、大卒や短大卒などの卒業証明書が必要になります。卒業証明書は、一般的には卒業した学校側に依頼すれば数週間程度で発行・取り寄せができます。手数料で500円程度かかりますが申込み期間を過ぎてしまわないように意しましょう。

2022年 社労士試験の難易度と合格率

社労士の合格率は「7%前後」と国家資格の中でも合格率は低く難易度が高い試験です。

合格ラインは、ざっくりいうと全体の7割程度を獲得する必要があり、択一式は4割以上、選択式は6割以上を取らないと落ちてしまいます。

また、受験層は30代から50代が中心で、士業試験の中では珍しく合格者に40代以上が多いです。

他の士業資格と違って合格者の3人に1人は女性で、女性の合格者が多いのも特徴ですね。

年度受験者数合格者数合格率
令和元年38,4282,5256.6
令和2年34,8452,2376.4
令和3年37,3062,9377.9

社労士には独特の救済措置というものがあります。この救済によって、一部科目の合格基準点が下がり、受験者からの不満やトラブルがあったと聞きます。平成28年度から救済措置の情報公開がされるようになってこのあたりはある程度公平性は保たれるようになりました。

2022年 社労士試験に合格する勉強時間

社労士試験は、暗記中心で応用問題が少ないとはいえ、試験範囲がかなり広いです。


それぞれの科目に足切りがあるため、広い試験範囲をバランス良く勉強する必要があり、そこが勉強時間1000時間必要と言われる理由です。

また、社会保険や年金などは度々法改正が入り、複雑な制度になっているので細かい部分まで暗記する必要があるので大変です。平均受験数は2~4回で、社会人をしながらの一発合格はなかなか難しい試験といえます。

必要な勉強時間で比較すると「宅建400時間<行政書士800時間<社労士1000時間」が目安

2022年 社労士試験の勉強方法

合格者・不合格者の口コミなどを見ると、

6割のボーダーラインに達するのは比較的簡単だけど、そこから7割に持っていくのが大変

という印象ですね。

やはり、肝になるのが効率的な勉強方法です。

分野ごとの足切りもありますし、ひたすら暗記を繰り返していくだけだとあと1点届かず不合格という事にもなってしまうので、自分の不得意箇所を把握して、正しい勉強方法を身につける必要があります。

独学でも合格はできますが、独学に限界を感じたら資格の通信講座や予備校などで「あと1点伸ばせるようなテクニック」を学ぶのも一つの手だと思います。

最近では、スタディングという通信講座のサイトや大原の社労士24が人気です。

昔の通学講座に比べて値段も大分安くなっているので、やる気がある時に申し込んでおくと、途中で挫折しにくいですよ。

2022年 社労士試験の通信講座

スタディング 社会保険労務士講座

社会保険労務士の試験は、とにかく暗記する事が沢山あります。

スタディングを使って、通勤途中や昼休み、ちょっとした外出時にカフェなどでスマホを出して講義を聞いて問題を解くことができますよ。

値段はかなり安いのですが、講義や試験対策はしっかりと作ってある印象です。

例えば、初学者にオススメの入門講座を見ても「基本講座+法改正、白書・統計対策+直前対策答練・模擬試験」で一括 74,800円と激安価格ですね。

この手の資格講座は10万以上はするのが当たり前なので、ここまで安くして大丈夫?という感じはしました。

また、講義は短く細切れになっているので、講義15分→問題演習15分のように短時間で分野ごとの勉強をスパッと完了できます。

短期間で繰り返し学習することで、記憶にも定着しやすいのでかなり使えるツールになっていますね。

お試しで無料受講ができるので、気になったら一度受けてみて自分にあうかを試してみると良いですよ。

合格者実績
累積88名
最新2021年度69名

スタディング 社会保険労務士講座の口コミ

一回目の受験は他社の通信教材で学習していましたが、選択式で間違い不合格。スタディングは講師の早苗先生が「ここは選択式注意!」とアラートをしてくださいますし、簡単に見え消しできる暗記ツールも標準装備ですので、選択式の実力アップには相当効果があったと思います。

スマホでどこでも勉強できるという触れ込みとお試しで見た講義のわかりやすさからスタディングに変更しました。サラリーマンのため、勉強は仕事前に最低1時間半、仕事後の夜は2時間程度は最低継続しようと時間を確保し、習慣づけました。

試験当日の問題では、労働一般や社会一般ではリアルタイムの知識が求められたり、他の分野の問題でも深い理解が無ければ解き切れないものが多くあり、自己流の勉強だけでは合格が難しいということを知りました。この経験から、少なくとも専任の講師から講義を受ける必要があると感じておりましたが、予備校に通ったりDVDで勉強するにもそのために時間が割かれることや、金銭的にも負担が大きいなどの理由から、その後の受験を断念しておりました。

引用:https://studying.jp/sharoushi/

資格の大原 社会保険労務士講座 時間の達人シリーズ(社労士24)

大原は昔からある老舗の資格学校です。

この社労士24は後発の通信講座なのですが、かなりスタディングに似ていて意識した作りになっていますw

値段は、社労士24+直前対策試験で料金が128,000円と比較的安い値段設定。

24時間で全科目のインプット講義が完了というコンセプトで、講義映像は1テーマ約3分〜15分に分割しています。

こちらもスキマ時間を使って効率的に学習していく流れですね。

お試し部分を見たのですが、講義は先生がテキストを読んでいる感じが強く、個人的には合いませんでした。

合格者実績:2021年 524人以上

2022年 社労士試験のテキストと問題集おすすめは?

社労士に独学で勉強する人や初学者の人におすすめのテキストを調べてまとめました。

通信講座や通学講座と併用すると効果が高まりますよ。

うかる社労士入門ゼミ

youtuberも進めているテキストです。わかりやすく大枠を理解できるので初学者の方におすすめです。

著:富田 朗
¥1,650 (2022/04/09 12:39時点 | Amazon調べ)

みんなが欲しかった! 社労士の教科書

宅建士などでもおなじみのTACのうかるシリーズです。

フルカラーで見やすく、アマゾンでもベストセラーになっています。

編集:TAC社会保険労務士講座
¥4,290 (2022/04/09 12:42時点 | Amazon調べ)

よくわかる社労士 過去問10

科目別に分かれているので勉強しやすいです。

通常の過去問をやると色々な分野の問題が混ざって分かりづらいのですが、科目別に分けて勉強することで、分野ごとにテキスト→問題解くを効率よく回せます。

自分の苦手なところも把握できます。

社労士として独立するには?

社労士の試験に合格した後に独立する場合は、2年以上の実務経験が必要になります。

宅建などと同様に、もし実務経験がなくても事務指定講習(通信講座4ヶ月+面接指導4日)を修了し、全国社会保険労務士連合会に登録すれば、社労士名簿に名前が記載されて独立開業ができます。

引用:https://www.shakaihokenroumushi.jp/qualification/tabid/222/Default.aspx

社労士の開業費用

社労士として独立するなら、初期費用として20万少々かかります。

いきなり事務所を構える必要はありませんが、集客用のホームページ程度は作成しないとお客さんが来ないので、ネット集客の知識や作成もある程度必要になります。

登録免許税:3万
登録手数料:3万
社労士会への入会金:5万
社労士会への登録免許税:9.6万

ホームページや広告など集客に関する費用:10万~20万

集客は必要

一般的には、社労士の年収は400万からと言われていますが、そこまで稼ぐには営業力が必要となるので大変です。

いきなり会社の専任社労士というのは厳しいので、まずは1人で開業して副業としてホームページを作成して開業をし、他の社労士の相場を見ながらココナラやクラウドワークス、ランサーズなどを使ってネット上で簡単な仕事を受注していくというスタンスが良いと思います。

継続発注でなくても、単発のお仕事で実績を積んでいけば実力がついて、固定客を獲得することができますよ。

実際にyoutubeで社労士の一日を紹介している人もいるので参考になります。

電子申請など、IT部分に強い社労士は今後需要がありそうですね。

社労士事務所に勤務

まずは、数年程度社労士事務所に勤務して実績を積んでから独立という方法もあります。

ただ、社労士事務所の給料は安くワンマンタイプのブラックな事務所も多いと聞くので覚悟は必要かもしれません。

給与計算、手続き、労務相談、規則の作成、助成金の申請がメインになりますが、正確さが問われ、間違いが許されない現場が多いのでプレッシャーは大きいです。

行政協力でゆるく働く

社労士会に登録すると、行政協力という紹介案件をもらえます。

例えば、年金相談会や労務局での業務、試験監督などの仕事です。

要は、国のお仕事で人手が足りないときにアルバイトとして募集があるという感じですね。

単発ですが、社労士の資格がないとできないお仕事なので一度経験してみるのもアリだと思います。


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