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犬用のクレートのメリットと選ぶポイント。おすすめはどれ?

犬のクレートは、犬のしつけにも役立つ大事なアイテムです。

動物病院で犬を安心して待たせることができたり、災害時にもクレートのしつけができていると避難しやすいので、ぜひ活用してほしいアイテムです。その他、お出かけの時にもクレートがあることで「犬の安心と安全」が守られます。

犬のクレート
この記事を監修した専門家

ドッグトレーナーとして勤務後、独立してドッグフード開発やペット用品開発コンサルタント、ペット用品の監修などを請け負う。愛犬(ゴールデンレトリバー・保護ドーベルマン・ボルゾイ・ボーダーコリー)と猫3匹と共に暮らす。保有資格は、犬の管理栄養士(全日本動物専門教育協会)ドッグトレーニングアドバイザー(一般社団法人日本ペット技能検定協会)等

公式HP:https://true-dog-lover.com/about-us/

うちのトイプー:https://uchino-toypoo.com/column/

望月紗貴
もちづきさき
目次

クレート、ケージ、サークルの違い

はじめに「クレート(Crate)、ケージ(Cage)、サークル(Circle)」の違いについて、間違えやすいので簡単にまとめました。

クレート

クレートは、犬を安全に持ち運ぶための道具です。
ペットショップでは「キャリーバッグ・キャリーケース」と呼ばれる事もあります。

ケージ

ケージは、一般的には金属でできていて、天井と四方を囲む檻です。ソフトケージもあって、こちらは布製でクレートのような使い方ができる商品もあります。空港などではクレートと同じ意味で使われることもあります。

※ゲージと間違えられることもありますがケージ(Cage)です。

サークル

サークルは、金属や木でできたものがある天井がない柵です。ジョイントサークルというあとから接続して広げられるものもあります。

犬がクレートを使うメリットは?

犬を室内のケージで飼っている人は、不要と思うかもしれません。また、クレートは小さくて狭いので「ケージがあるし室内で飼うからいらない」「犬をクレートに入れると可哀想」という意見もあります。

しかし、クレートは適切なしつけを行えば犬にとって落ち着ける空間となり、クレートがあることで下記のメリットがあります。

  • 犬を車に乗せるとき、クレートに入れれば車内での怪我防止になる
  • 動物病院など、他の犬がいる場所でもクレートがあると犬の居場所ができる
  • 犬が病気や怪我をしたときにクレートで安静に休める
  • もし地震などの災害時にもクレートに入れてすぐ避難できる
  • 避難場所で犬を休ませることができ、他人に迷惑をかけずに済む
  • タクシーや新幹線によってはクレートがあれば犬も同乗できる
  • クレートに慣れれば、犬の睡眠の質を高めることができる

犬は、本能的に体の周りを囲まれた環境で休むことが好きなので、クレートを安心して寝られる場所とし認識できるよう、飼い主はしっかりしつけのトレーニングをしてあげましょう。飼い主と犬の両方にとってたくさんのメリットがあります。

犬のクレート選びのポイント

下記3点がクレートを選ぶときのポイントです。

いろいろな種類のクレートがありますが、愛犬に適したサイズと目的に合わせて快適なものを選んであげましょう。

クレートのサイズ

クレートの高さと幅・長さは「犬が四肢でたった状態の床から頭までの距離」と「犬が伏せをした状態で前足の指先からしっぽの付け根までの長さ」を目安にすると良いですよ。

引用:https://www.amazon.co.jp/stores/OFT/page/B5ECB6A6-F9B2-4FF8-8DCE-6DE09434BCB0?ref_=ast_bln
  • クレートの出入りが犬にとってスムーズなこと
  • クレートの中で体の向きを変えられる
  • クレートの中で伏せをして寝られる

クレートが大きすぎると、犬が落ち着くことができませんし、移動中にクレートが揺れて犬が酔う原因にもなります。サイズは、大きすぎず頭をかがめて入れるぐらいの大きさを選ぶと良いです。

クレートの使いやすさ

上部が開閉式になっているクレートもあります。

もし、噛みつき癖がある犬や興奮しやすい犬の場合は、上部に扉があると犬を持ち上げて出せるメリットがあります。獣医師に診察してもらうときも楽です。

クレートの耐荷重

クレートには、耐荷重がかかれています。

耐荷重とは、クレートにかけてもいい最大の荷重で、犬が3~4kgで耐荷重5kgなら大丈夫ですが、犬が5kgで耐荷重5kgだと危ないので必ず「犬の体重<クレートの耐荷重」になるものを選びましょう。

クレートの材質

クレートには、色々な素材や材質があります。

材質1:プラスチックやステンレスでできたクレート

一般的なのが移動に使えるプラスチックやステンレスのクレートです。

頑丈なので、犬を守るのにも適しています。

プラスチックのクレートは、熱を溜め込みやすく熱中症の危険もあります。夏はクレートの中に、タオルで巻いたアイスノンを入れておくと安心です。車の中にクレートを置く場合は、冷房をかけてあげるのをお忘れなく。

材質2:布でできたクレート

布製は、夏に適していて通気性が良いので熱中症対策の1つになりますが、温湿度管理はしっかりと行いましょう。

犬のクレートのおすすめ

アイリスオーヤマはお値段が高すぎず、クレートも安定していて良いですね。大型犬になるとなかなかクレートの種類が少ないので、ファープラストのようなガッチリしたものが必要になります。よかったら参考にしてくださいね。

ハードタイプのクレート

アイリスオーヤマ ペットキャリー

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
¥2,573 (2021/12/13 17:39時点 | Amazon調べ)

アイリスオーヤマのペットキャリーで、レビューは700件以上。プラスチックなので水洗いもOKです。

重さは、1.9kgで軽く天井は両端を指でつまむと開くようになっていて便利ですね。

小型犬に適したクレートです。

アイリスオーヤマ 折りたたみペットキャリー

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
¥6,180 (2021/12/13 17:38時点 | Amazon調べ)

こちらもアイリスオーヤマのペットキャリー。レビューは280件以上。

折りたたみができるクレートです。折りたたむと高さ14.5cmのコンパクトになるので外出先でも荷物になりません。

ロックもついていますし、足は滑り止めが付いていたりとよく考えられているクレートですね。

コーギー・ビーグル・柴犬(体重20kgまで)などの中型犬に適したクレートです。

【Space OFT】 ペットケンネル・ファーストクラス

海外と国内のペットグッズを扱っているOFTという会社のペットキャリーです。

飛行機対応、IATA(国際航空運送協会)の安全基準をクリアしたハードキャリーなので頑丈かつ安心です。

サイズがL50~L100まで種類豊富なので、犬の大きさにピッタリのクレートを見つけられますよ。

サイズ体重目安目安犬種キャスター取り付け
L500-4kgチワワ、フォックステリア、ヨークシャーテリア ×
L554-7kgポメラニアン、パピヨン、パグ、ミニチュアダックスフンド ×
L607-10kgジャックラッセルテリア、ミニチュアシュナウザー、シーズー、トイプードル ×
L7010-15kgビーグル、ボストンテリア、シェットランドシープドッグ、イタリアン・グレーハウンド ×
L8015-20kg柴犬、コッカースパニエル、アイランドシープドッグ、スタンダードプードル
L9020-25kgボーダーコリー、スタンダード・シュナウザー、サモエド
L10025-35kgシベリアンハスキー、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー
L12035kg以上ジャーマンシェパード、ドーベルマン、ボルゾイ
メーカーより引用:記載の体重、犬種は目安なので性別や個体によって異なりますので、必ずサイズを図って検討するようお願いします。

ファープラスト アトラス 100

ファープラスト
¥31,000 (2021/12/13 17:41時点 | Amazon調べ)

イタリアferplast社製で、車に乗せる用のクレートです。ハッチバックタイプの車にもぴったりです。

別売りでパーテーションも売っていて、部屋を2つに分割することもできますよ。

レビューによると、レボーグ、日産リーフZE1、トヨタのスペイドなどに乗せている方がいます。クレートを車に乗せられるかも重要ですので、必ずサイズを測ってからの購入することをおすすめします。

プチリュバン 【 IATA 基準クリア】デラックス キャリーバッグ

IATA基準をクリアした商品です。IATAは犬を飛行機に乗せる時に必要になる規格です。

犬を飛行機に乗せる場合、ANAなどの「ペットのあんしん、旅の準備」を見ると、IATA(国際航空運送協会)の規格に適合したペットケージが必要になります。硬いプラスチックや金属など強度のある素材で頑丈な屋根がついた航空輸送に耐えうるケージなどの規格があるので愛犬と飛行機で旅行に行く場合は、しっかりと読んでおきましょう。

クレートは、ちょっと重いですが頑丈です。

入り口の扉は簡単に開かないよう上下2箇所が止まっているので、元気で好奇心の強い犬にもおすすめです。

クレートのことを「バリケンネル(バリケン)」と呼ぶこともありますが、バリケンネルとは、アメリカのペットメイト社(Petmate)の商品名で、企業の商品名がそのまま一般名称として使用され認知されています。

【ドッグトレーナー監修】愛犬にはケージとサークルどちらがおすすめ?ハウスはクレートが最適?|ANA Travel & Life

リュックタイプのクレート

小型犬限定ですが、なかなか見ないタイプのリュック型クレートです。テイラー・スウィフトも使っていたようですね。

後ろのカプセルから顔を出すとかなり注目度アップ。自転車で動物病院へ行く時や、電車での移動にも良いと思います。

作りは頑丈なので、背中で見えないときも安心できますよ。

カプセルなので、日差しの強い日は熱射病などに注意して中に保冷マットをしいたり、日傘をしたほうが良いです。

ソフトタイプのクレート

Petsfit 折りたたみ ソフトクレート

petsfitの折りたたみのコンパクトなクレートです。左右に取っ手が付いてるタイプです。

持ち運び用というよりは、アウトドアなど外出時に車に乗せるタイプのクレートとケージの兼用タイプです。

‎オックスフォード布でできていてお手入れが簡単。中のパイプは軽いけど頑丈な作りになってますね。

取っ手付きで運びやすく、メッシュ窓で通気性もよく、左右は巻き上げ式になっています。

Petsfit 折りたたみ ソフトクレート

こちらもpetsfitの折りたたみができるソフトクレートです。天井に取っ手が付いているタイプです。

ポケットとマットが付いていて、滑り止めや防水など基本的な機能もあります。

ソフトタイプで正面と側面にメッシュ窓があり、空気の通りがよく通気性に優れているので夏場におすすめです。

サイズM:シーズー、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、チワワ、パピヨン、フレブル、柴犬などの小型犬・中型犬

サイズL:ボーダーコリー、ゴールデンレトリバー、ラブラドール、シベリアンハスキー、サモエドなどの中大型犬

犬のケージ

犬のクレートではありませんが、ソフトタイプのケージは、外出時にあると便利ですのでクレートと一緒に持っておいて損はありません。

ソフトタイプのソフトケージです。取っ手付きで運びやすく組み立てが簡単で、コンパクトに折りたためます。

肩にかけるようなショルダータイプではありませんが、外出先や、急な来客、災害時の緊急対策にも便利ですよ。布っぽいですが、メッシュで風通しがよく汚れもふき取りやすくなってて、中には給水ボトル(別売り)を取り付けられます。

車では、シートベルトに固定することもできます。

犬のクレートトレーニングのやり方

犬にとってクレートは「安心できる場所」と教えてあげなければいけません。飼い主さんは、ゆっくりでいいので下記の点をトレーニングで教えてあげましょう。

部屋の中で、サークルを置けない場合や邪魔に習う場合、ソフトタイプの小さめのケージを使ってクレートトレーニングをするのも良いですよ。折りたたみもできるので掃除のときも片付けやすいです。

犬がクレートに入る練習

クレートに誘導するために、おやつを使って誘導するトレーニングをします。犬が必ず自分の意思でクレートに入るようにします。最初は、警戒してクレートの中に入らない犬が多いですが、その場合もゆっくり我慢して待ちます。

クレートには完全に入らなくても頭や前足が一歩でも入れば褒めてご褒美をあげて、さらにクレートの奥に入ったら褒めてご褒美を上げるの繰り返してクレートに入る練習をします。

犬がクレートを使ってハウスをする練習

次は、犬がおやつなしでもクレートに入れるようハウスのトレーニングをします。犬をおやつで誘導する前に「ハウス!」と言いながら犬をクレートに入れます。これを繰り返して、最後はおやつなしで、「いい子だね」と褒めるだけにしてクレートの中に入るように誘導していきます。これで、犬が「クレートに入ると良いことが起こる」と認識してくれます。

クレートの扉を閉める練習

最後は、犬がクレートの扉を閉めても不安に感じずおとなしくできるようにトレーニングします。犬がクレートの中に入ったらご褒美でおやつをあげ、そっと扉をしめて、おやつを食べ終わったら扉を開けます。

クレートの扉をすぐに開けることで、いつでも出られるという安心感を犬に与えます。慣れてきたら徐々に扉をしめてクレートの中にいる時間を増やしていくと最終的に扉を閉めた状態でもクレートの中でリラックスして過ごすようになります。

望月紗貴

クレートトレーニングは愛犬の命を守ったり、QOL(生活の質)や睡眠の質を良くするために必要です。

その他、災害時にも役立ちますので、決して叱らずにゆっくりと時間をかけて褒め伸ばしでトレーニングを行い、愛犬が快適にクレートの中で過ごすことができるようにしてあげましょう。

クレートトレーニング初期段階では、おやつを活用して「クレートの中に入ると良いことが起こる」ということを犬に認識させてあげることが大切です。

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文章の著者(取材者)プロフィール

ドッグトレーナーやJKC公認トリマーの資格取得を目指して奮闘していますが、まだまだ知識が足りない部分もありますので、表現などおかしい点がありましたらご容赦ください。

撮影情報:なし/撮影協力:なし

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