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2024年 行政書士試験の記述対策に!おすすめ問題集はどれ?

行政書士試験について、記述対策がますます重要になってきています。

特に令和以降は、記述問題の難易度が上昇傾向にあり、合格ライン突破には戦略的な対策が不可欠です。

私は、令和5年の行政書士試験で一発合格しましたが、その時の記述は30点でした。択一が難しかったので、かなり記述が甘い採点だったようですが、対策しておいてよかったなと思います。

そんな体験談も踏まえながら、2024年の行政書士試験記述対策でおすすめの問題集や対策講座をまとめてみました。

良かったら参考にしてくださいね。

目次

行政書士の記述過去問から記述対策の分析をする

行政書士試験の記述対策では、知っているか知っていないかを問う問題が多いので、択一の延長戦の勉強でも十分通用します。司法試験や予備試験とは違って、論理的思考はなくても大丈夫です。

文章の中にしっかりとキーワードを入れているか

重要なので、問題で何が問われているかをしっかり把握することが大事です。問題で聞かれてないことや、注意書きに書いてあることも見逃さないよう注意しましょう。

また、最近の傾向として、事例問題が増え、過去問からのアレンジ問題も出題されているので、まずは記述の過去問をざっと解いて出題傾向や解答テクニックを把握することも大事になります。

特に令和以降の記述形式には慣れておいたほうが良いでしょう。

民法の記述対策

民法は2問出題されますが、過去問で出題された問題を少し法改正に合わせてアレンジして出題する問題も増えてきました。

今年でいうと、民法の物上代位の問題平成18年の記述問題のアレンジです。

論点が同じなので、記述の過去問を回していた人は完答できたと思います。

令和5年-問45 記述式

AがBに対して有する貸金債権の担保として、Bが所有する甲建物(以下「甲」という。)につき抵当権が設定され、設定登記が経由された。当該貸金債権につきBが債務不履行に陥った後、甲が火災によって焼失し、Bの保険会社Cに対する火災保険金債権が発生した。Aがこの保険金に対して優先弁済権を行使するためには、民法の規定および判例に照らし、どのような法的手段によって何をしなければならないか。40字程度で記述しなさい。

答え:物上代位により、Cによる保険金の払渡し前に、Aが保険金債権を差し押さえなければならない。

平成18年-問46 記述式

AはBに対して3,000万円の貸金債権を有しており、この債権を被担保債権としてB所有の建物に抵当権の設定を受けた。ところが、この建物は、抵当権設定後、Cの放火により焼失してしまった。BがCに対して損害賠償の請求ができる場合に、Aは、どのような要件のもとであれば、この損害賠償請求権に対して抵当権の効力を及ぼすことができるか。40字程度で記述しなさい。

答え:CがBに対して払い渡す前に、損害賠償請求権をAが差し押さえなければならない。

もちろん論点以外にも、条文を押さえておく必要もあります。

・抵当権には物上代位性が認められている(民法372条・304条)
・抵当権の効力を及ぼすためには、抵当権者は、「払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない」(同法372条・304条1項ただし書)。

論点を知っていて、かつ条文を覚えておかなければならないので択一の○×だけをやっていると厳しいと思います。このあたりが、行政書士の記述の難しいところですね。

予備校の模試でも物上代位を当てたところはなかったですし、ここを択一で聞いてるような模試はなかったと思います。

いかに日々の勉強で民法の基礎を固めているかが問われるところです。

行政法の記述対策

行政法については、問題文が難しくなっているので、文章をしっかり読み取れるかがカギになってきます。

令和になってから下記のような長文で惑わしてくる問題が増えてきたので、ある程度慣れておかないといけません。

令和5年-問44 記述式 

Y市議会の議員であるXは、2023年7月に開催されたY市議会の委員会において発言(以下「当該発言」という。)を行った。これに対して、当該発言は議会の品位を汚すものであり、Y市議会会議規則α条に違反するとして、Y市議会の懲罰委員会は、20日間の出席停止の懲罰を科すことが相当であるとの決定を行った。Y市議会の議員に対する懲罰は、本会議で議決することによって正式に決定されるところ、本会議の議決は、9月に招集される次の会期の冒頭で行うこととし、会期は終了した。これに対し、Xは、①問題となった当該発言は市政に関係する正当なものであり、議会の品位を汚すものではなく、会議規則には違反しない、②予定されている出席停止の懲罰は20日と期間が長く、これが科されると議員としての職責を果たすことができない、と考えている。

9月招集予定の次の会期までの間において、Xは、出席停止の懲罰を回避するための手段(仮の救済手段も含め、行政事件訴訟法に定められているものに限る。)を検討している。次の会期の議会が招集されるまで1ヵ月程度の短い期間しかないことを考慮に入れたとき、誰に対してどのような手段をとることが有効適切か、40字程度で記述しなさい。

ちなみに、よく記述で出題される行政事件訴訟の「抗告訴訟」の類型からの出題は、「処分の取消訴訟」「裁決の取消訴訟」「無効等確認訴訟」「不作為の違法確認訴訟」「義務付け訴訟」に加えて、令和5年に仮の差し止めまで出題され、ほぼ出尽くした感があります。

今までの傾向から同じ訴訟はでないので、多くの予備校が予想している「当事者訴訟」からか、行政不服審査法や住民訴訟などの違った角度からの問題がでる可能性も高いです。

行政法については、出題傾向が非常に把握しずらくなったので、市販本だけではなく予備校の記述対策も考えておいたほうが良いと思います。

市販の記述対策問題集おすすめは?

行政書士の記述対策で人気があるのは下記3つです。私は3冊購入して一度はざっと目を通しました。

どの本も書いてあることはだいたい同じです。

繰り返しやって暗記することにあまり意味はないように感じました。択一の復習を兼ねて、問題文を見てすぐ解答を見ていくというスタイルで流し読みするくらいでもOKです。

「みんなが欲しかった記述問題集」は、解法の説明が書いてあるので、初学者には一番わかりやすいと思います。

合格革命とLECは、基本的な問題集という感じです。

予備校の記述対策おすすめは?

伊藤塾の記述講座

伊藤塾は、5月~9月ぐらいにかけて記述の対策講座を出しています。

記述講座はいくつかあって、坂本先生の単科のものや、記述式解法演習(平林先生・坂本先生)のものなどがあります。直前対策講座に含まれているものもあって発売時期はそれぞれ異なっています。

問題はわりと難しいのですが、基本的な内容を難しく聞いてくるので、問題の読解力向上にもつながると思います。

おすすめは平林さんと坂本さんの演習講座です。

資格スクエア 森Tの記述対策単科講座

直前期になって発売される記述対策講座です。

講座の値段が安く、わかりやすいのが森Tの特徴です。youtubeライブもやっているので気になる人は見てみましょう。

記述講座の問題は、本試験よりやさしく作られているので、初学者の記述の導入におすすめです。令和5年は契約不適合責任を当てました。

記述60問解きまくり講座

LECが出している横溝先生の記述講座です。

受けようと思っていましたが、他の記述講座で手一杯になり結局受けずに終わってしまいました・・・。

口コミを見ると何度か予想を的中させています。

横溝先生的には、ヤマ当てではなく「問題へのアプローチと部分点を確実にとっていくために使ってほしい」とのことです。

辰巳リーダーズ研究所記述対策

辰巳法律研究所と提携しているリーダーズ研究所の山田先生と女性の竹内先生の直前対策講座に含まれている記述対策講座です。9月ごろから始まってお値段もやすいのでお得感はあります。山田先生は元伊藤塾の講師で、講師歴も長いので記述対策について熟知しています。

令和5年は、予想問題25問+新作のリバイバル問題25問が入っています。ヤマ当てという意味では当たりませんでしたが、問題の質は高いと感じました。

ゆーき大学記述の神

直前期になって発売されるゆーき大学の記述の神です。

6万円ぐらいするので高いのですが、最初に過去問の演習をしてくれるので、傾向がつかみやすい講座でした。過去に何度か予想を的中させています。ゆーき先生は弁護士なのですが、説明が上手いので見やすいです。ただ動画の説明がすべてPDFに記載してないので、講義を聴きながら自分でPDFに追記&キャプチャーして切り貼りしていかないと復習しずらいです。

行政書士試験の記述問題は、制限時間内に3つの問題を解ききることが求められます。時間配分を意識し、効率的に解答することが重要です。過去問演習を通して、自分の解答速度を把握し、適切な時間配分を検討しましょう。

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